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山神社宝篋印塔

山神社宝篋印塔〔ヤマジンジャホウキョイントウ〕
山神社の本殿脇に宝篋印塔一基が安置されている。古い様相を示しており、由緒深いものであることが推測されている。
造立当初は、塔身・三段の段型を刻む基礎、それより一回り広い造り出しの基壇と、きわめて安定感のある下部構造の上に、重厚な風格のある屋根(笠)が載り、その上に、すっきりした相輪が立っていたと思われる。
威厳に満ち、美的で、風格のある宝篋印塔であったと考えられ、鎌倉時代末期から南北朝時代初期の頃に造られたものであろうかと推測されている。
山神社宝篋印塔は基本形式に大変忠実なものであり、県指定文化財の宝篋印塔と十分肩を並べる秀逸なものと評価さえている。
欠失、欠損があるのが惜しまれるが、旧上九一色村の地域において傑出した存在であるばかりでなく、歴史の道「中道往還」の沿道でも唯一最古の貴重な関西形式の代表的な宝篋印塔の事例といえ、文化財としての価値は大変高いものである。

アクセス

河口湖駅より路線バス新富士行き「本栖入口」下車、徒歩2分。

バス路線

  • 鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス:本栖湖
  • 新富士駅~富士山駅:本栖入口
  • 下部温泉郷~富士山駅:本栖入口

観光施設・活動のジャンル

施設情報
ペット同伴:可
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