西湖いやしの里根場

いやしの里日記 Vol.265
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9月28日(土)  晴


いやしの里の移りゆく季節を紹介していきたい…
そう願い綴ってきた日記が
一か月以上ご無沙汰してしまいました。
自然の変化に気づいているようで
見過ごしてきた自分にガッカリしています。
でも、気を取り直して
日々の変化をお伝えしていきます!!

里内ではオミナエシがご覧いただけますが
女郎花
朝は見えていた富士山に
少しずつ雲が立ち込め
頂上付近が見えなくなってきてしまいました。

本日のキーワード。
『伝統を受け継ぎ、それを発展させて未来へとつなぐ』

山梨県無形民俗文化財に指定されている「笹子追分人形」。
笹子追分人形
今日は、くつろぎ屋で
笹子追分人形芝居公演が行われました。
上演開始
甲州街道の難所と言われ、旅人を悩ませた笹子峠。
その麓の宿場町・笹子村に今日まで伝わり
多くの旅人達を楽しませてきた伝統芸能。
伝統芸能
明治35年、中央線に笹子トンネルが開通すると
甲州の人形浄瑠璃が次第に衰退へと向かう中
笹子追分人形だけは、
中心的存在天野家の、並々ならぬ熱意によって
受け継がれてきたとのこと。
途中、水害で人形が流れてしまったり、
演者不足によって休演を余儀なくされることもあったそうですが、
天野家や保存会が再演にたちあがり
今は、観客に喜んでもらうために
学校や農業、山仕事の合間をぬって
日々厳しい稽古に励んでいるそうです。

今日はその稽古の中から
「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」
母娘の情愛
を披露していただきました。
悲しい母娘の情愛の物語。
一つの人形を三人で動かし
細かな動きや瞬きで感情を表現しています。
舞台に見入る観客
伝統芸能の披露に
お客様も見入っていました。
この伝統芸能を代々受け継ぎ
地区の有志によって守られてきた笹子追分人形は
やまなし国文祭
来る10月27日(日)、大月市で
人形芝居の祭典
国文祭公演の一つとして上演される予定です。

日本の伝統芸能のあとは
海上自衛隊東京音楽隊による
ブラスストリートが行われました。
ブラスストリートも国文祭の一環として開催され、
全国各地から推薦された20チームによる
吹奏楽の祭典に伴い、
富士山麓の様々な会場でのミニ演奏会を行うもの。
街中がまさに音楽で満たされる一日です。
海上自衛隊東京音楽隊は
明日行われる吹奏楽の祭典の
スペシャルゲストとして招かれました。
今や、全国各地で活躍されている音楽隊の演奏とあって
お客様も興奮気味。
(一番興奮していたのは何を隠そう私かもしれません…。)
いやしの里には
海上自衛隊東京音楽隊
クラリネット五重奏「クラノワール」が来場。
クラリネット五重奏
"ジブリメドレー”
“オータム・イン・クラリネット(秋にまつわる童謡メドレー)”
“ピンクレディーメドレー”が演奏され
あっという間に時間が過ぎてしまいました。
音楽は言葉を超えた不思議な力を発揮します。
立派な会場ではなく
今日のように屋外の、
景色のよいふじみ橋からの演奏であっても、
里内ふじみ橋
その場にいる人たちの心を和ませ、
笑顔をあふれさせてくれます。
東京音楽隊は、
伝統的な作品はもちろん
それを礎に
新しい作品やこれまで取り上げられなかった作品にいたるまで
積極的な挑戦をするとともに、
既存の考えにとらわれない提案を続けていくそうです。

もし、また演奏していただける機会があるとしたら
ふじみ橋から里内に向かって
オリンピックファンファーレなどを奏でてもらえたら…
そんな夢を膨らませてしまいました。


『伝統を受け継ぎ、未来へつなぐ』

このキーワードで終始した一日でした。