西湖いやしの里根場の建設日記

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建設日記

2月28日 晴 富士山クッキリ 0℃→9℃ 冷たい風
ちょっとご無沙汰です。
進捗状況は半分以上進んでいて、親方も昨日は確定申告で
休暇を取る余裕もあって現場のムードもすこぶる穏やか。

早く見に来ないといやしの里TVチャンピオンも終わっちもぉよ

さて、今回は茅葺職人の道具についてのレポート。

茅葺に必要な道具は主に
※ がん木、槌(つち)
茅を屋根の勾配に合わせてたたいてそろえる

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※ 針
茅を屋根に固定するために、押えの竹や雑木の枝等を針金や縄などを下地に縫い付ける
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※ ハサミ
茅を必要な大きさに切ったり、仕上げの刈込みの時に使う。
(元々茅葺とは刈込む屋根から刈り屋根になって、茅屋根、
茅葺屋根になって行ったと言う話を聞いたことがある。)
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※ 押し切り
茅を束ねて真っ二つにしたりする
(切茅といって軒の茅を吹くときなど使う茅を作るときに使う)
※ 脱穀機
茅のすぐり(茅の余分な葉っぱを落とすのに便利な道具)
※ ナタ
下地をするときに竹や丸太を加工する
※ カマ
縄を切ったり、茅をすぐったり
※ ノコギリ
下地の竹や丸太の加工
※ もっとも重要な道具、丈夫な体、寒さ厚さ耐える根性
屋根の上はお天とう様しだい。暑いか寒い。いいアンバイなんてあんまし無い。
以上が有れば誰でも出来る。はず。

「ワラヤッテミンケ!」

特に茅葺の特殊道具はがん木や槌、屋根ハサミになる
今回の3現場では山梨、岐阜、宮城はがん木を使い、長野の親方が槌を使っている。

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この茅をたたく道具は地方色が有るようで、前回の信州信濃の親方も槌を使っていた。
がん木は硬木の材料で、ケヤキ、檜が多い。
硬いためそのまま使うと滑ってしまい茅をうまくたたけない。
その為縦横に溝を工夫して掘っているのが特徴。
それに対して槌は、柔らかい杉や唐松などを使い、
溝は付けずに木材の年輪をうまく使って溝を作り上げているからシンプル。
(たたいているうちに柔らかい夏目は削れて固い冬目が残る)
がん木や槌の材料のそのほとんどが現場調達。
梁のは柱、土台の余り、裏山の枝でこしらえる。

突然話は変わるけど、現場はいよいよ岐阜長野、山梨組は棟に茅が届いた。
両方共に煙だしが棟に取り付けられた。残すところ後10日位で棟が納まるそうだ。
今回のお楽しみは、今までの棟の作りはどの棟も殆ど同じだったけれど今回から、
親方にデザインをお任せしているから、それぞれの思考を凝らしてもらうようになっている事。

PS,山梨組は一服の時に落花生とバナナをよく食べる。そしてサルのように屋根の上を動く。


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