西湖いやしの里根場の建設日記

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茅葺職人さん

2月15日 快晴 2℃→7℃ 強風 3時からすごく寒かった。
今回は岐阜組の紹介をしよう。
現在建築中3棟の中の一番上を受け持って、現場へ行くと下
から見上げる形になる。

その建物の下物は地元の渡辺建設の職人で固めているんだ。
もちろん他の設備、左官、電気、板金等も地元職人。
この大工の棟梁渡辺要助さんも面白い。地元の入母屋作りで
評判の腕前の職人。
消防、PTA、組の仕事と村の行事には殆ど参加をしている忙
しい親方。その親方の親父さんはここらでは知らない人は居
ない有名な初代野鳥の森の園長さんだった方だ。
この前の建築では今建築中の建物前にある紙の館を受けてるんだ。
その店を覗くと戸袋の手かきをひょうたん型にくりぬいていたり、
レジの裏の壁下には構造物ではないけれど古材の鎌継ぎ手を
飾っていたりしていて楽しませてくれている。
今回も違う何かを考えているらしいからすごい楽しみじゃん。



戸袋の手かき

話は茅葺き職人。屋根棟梁は岐阜県岐阜市の元宮大工の
かやぶき工舎代表の臼井親方。
斬新なアイデアで革命を起こす。腹も出ているけどふところも深い。
(この親方は現在川崎に出張中)代わって現場をまとめているのは
長野県伊那から来ている中村親方と弟子の米山さんそして、
臼井さんの息子の3人。合計年齢173歳、平均年齢45歳。
山梨組よりはるかに若い。
岐阜組というより岐阜長野組といったほうが分かりやすいかな。
臼井さんは、他につるし雛の館、資料館、を手がけた。
伊那組はそば屋を葺いた。



茅葺職人さん

岐阜長野組は今回ここに来る前から合同で動いていて、
正月明けから滋賀で屋根を葺いていたんだって。
休暇は殆ど無く昨日の雨で久々に午後半日休んだそうだ。
もちろん日曜なんていっさら無い。稼ぎすぎズラ!
中村さんは棟を飾るのが好きだって言ってたから
これも楽しみに待っていて。
かやぶき職人は仕事数よりも圧倒的に少なくて吹き替えや
補修に引っ張りだこみたい。
ただ居住県にはかやぶきは珍しいほど少ないから、
全国飛び回っているのが現状で職人の数もナカナカ増えにくい
原因じゃないかな。
(宮大工は慣れていると思うけど俺は子供が小さいから
長い間離れて仕事をするのは辛い)でも職人売り手市場は間違いない。
若い人はぜひやってみるべし!



茅葺職人さん

PS、それぞれの屋根の親方を紹介すると、
こんにゃく懐石屋と販売棟、案内等は信州信濃町風間さん、
水車小屋と大石紬は山梨県身延の伊藤さん、
特産物加工棟、砂防資料館は山梨県塩山の石川工務所加々美さん、
紙の館は京都美山から西尾さんがそれぞれ汗を流してくれた。
かやぶき建物の屋根図面は有るけれど基本的にかぶと作りであれば
親方任せになっていて同じような屋根でも
よく見るとそれぞれ特徴があって面白いと思うよ。
こだわり有りって感じかな。


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